FC2ブログ
2020/01/12

S22の2回目+2020年初乗り+ルート確認その5(2019台風15・19号後)

今年初のロングに選んだのは、私が日帰りで走れる中ではおそらく一番この季節で確実に走れる千葉縦横コースでした。
……いや、我ながらめっちゃ保守的というか、無難な選択ですね(^^; 。
菜の花が咲き始めていましたよ。

DSC00443.jpg
さて、いつものローゼマインローズマリー公園(笑)。

何度も走っているコースだと、どうしても停める場所がワンパターンになります。
新鮮味がなくてすみませぬ。
コースは全体として、ごく軽微な路肩崩落はありましたが、通行にはまったく支障がありませんでした。ただ、民家の屋根はいまでもブルーシート、という箇所を複数見かけました。
改めてお見舞い申し上げます。

DSC00452.jpg
週末前の予報では雨の日があったため、それを避けたつもりが、2分くらいでしたが雨にも降られました。陽射しがあるところでだったので、そのときは天気雨、という感じでした。

DSC00453.jpg
この日の目的は、一番はやはりただ単に走ること(笑)だったわけですが、加えてやはりS22がどうか、ということです。

DSC00454.jpg
マザー牧場。もうお昼だったのに空いてましたね。

DSC00456.jpg
WA・O!は工事中でした。コーンとかは極力写さないように撮影しました。


さて、S22なんですが。
結論から言うと、これまで思ってたよりもよく走れた、という印象でした。

DSC00464.jpg
パワーRSは、旋回時に車体を倒していく初動からスゥっと──というよりも、むしろスパッと入っていき、そのままの態勢を維持、あるいは更に傾けることがしやすく、他方で、加速しても立ち上がりへの力のかかり方が弱く感じるような印象です。しかも、小手先のハンドルさばきが可能で、フロントのかなり前方から曲げていけるイメージ。

逆にS22は、フロントの小手先の操舵姓がほとんどありません。前にも書きましたが、新品タイヤだからか、制止時にハンドルを動かすのに、パワーRSより明らかに力が要ります。
しかし、ロッソコルサよりは前からの操舵が可能ですし、ロッソ3と比べても傾け初めだけやや劣るだけで、態勢を整えて思い切って傾けて行けば、一気にある程度まで傾けることが出来、しかもそこで非常に安定しています。加速時は垂直に戻る力が強いため、態勢の維持がより必要ですし、さらに厳しく曲がるためにはさらなる態勢の整え(曲がる方への身体の入れ込みなど)が必要ですが、それにはがっちり応えてくれます。
……まあ、ご覧の通り、カドはそれほど削れてないですが(苦笑)。

202001tktk.jpg
つまり、初動の入りがスムーズでないというか、垂直方向へ維持する力が強いだけで、「行っくぞ~っ!」とでも思いながら旋回に入れば、ほぼ思ったとおりに旋回できました。確かに、α-14やパワーRSに比べると、傾けたまま維持して走るのが難しい感じはありましたが、逆にカーブを抜けて車体が垂直に戻る際には、グンっと戻れるので、本当に腕次第で期待に応えてくれる──そんな印象を受けました。
パワーRSと比べると、明らかに内側に入りすぎることが少なくなりましたね。

そして、TCSですが、「6」にしていてもほとんど介入しません。
映像で見返すと、本当に時々介入はしているんですが、気づきにくいし、パワーRSのときのように、コース形状によって狙えるところならば7、8割方故意に介入させることができたのと比べると、本当に最低限の介入に止まっていました。
ただ、もともと垂直方向への力が強いからか、カッコイイ旋回ができる大きくてそこそこ程度のカーブであれば、TCS「1」でもほぼ同じように乗れて差が相対的に感じられません。TCSは「6」にすると下の領域では明らかにパワーが落ちている印象になるので、R6のパワーだけをより楽しむならば、「1」か「OFF」にするに越したことはないのです(ZX-6Rと比べると、比較するレベルじゃないくらい初速のつきが良いので、TCSを「6」にしても不満はないのですが)。
シャープで自由な旋回がウリのパワーRSだと、TCSを「5」以上にすると大幅に介入しにくくなる一方でパワーにより走りすぎる感じになっていたのですが、S22では差がそれほどないため、最低でも高速道路・首都高レベルなら、TCS「1」が良い、とすぐに思い出しました。
……TCSの設定をちょくちょく変えながら走ったのっていつぶりだろう?(笑)


DSC00458.jpg
最近、R6の乗り始めの頃よりも、リアが下がっているというか、フロントが上がっているというか(※これは、パワーRSの中盤くらいからずっとそう思っていました)、ちょっと違和感があったのですが、それ自体はS22に交換しても変わりませんでした。
最初は、もうちょっとハンドルが低い位置にある印象だったのです。
……自分の体重が去年より増えているからだ、という声もありますが(^^; 。

で。
試しにフロントサスの設定を柔らかめに伸圧それぞれ2段階ずつ、1段階ずつを変えてみて走ってみたのですが。
「うわぁ、こんなに変わるの? 違和感ありまくり!」という感じでした(苦笑)。
元の設定はこちら。

これも結論から言うと、フロントタイヤの操舵性は、サスがより柔らかい方が小手先の操作がしやすいです。ただ、パワーRSのような自然(不自然に鋭い、という評価もできますが)な動作感ではなく、なんだか頼りないというか、巡航時、ゆっくり発進時の直進剛性──というよりも全体の剛性が足りなくなるだけ、という感じでした。
通常の乗車時のバランスが崩れたというか、腰や背筋に負担が不自然にかかるようになりました。コレは2段階>1段階だったので、前傾がきつくなっているんだろうと思うのですが、体感上はそういう感じがしないのも、目的を果たせない認定の原因となりました。
また、路面に対する衝撃吸収性が下がる一方、車体から来る振動が増え、少々苛つく要因にもなりました。

ところが、この前傾不足感、本気で態勢を作るように乗っているときにはほとんど違和感がありませんでした。というか概ねイメージ通りでした。自分の身体が前乗り気味というか、腰高になっているからかもしれません。

まあつまり、巡航時以外、こうして積極的に乗れば良い、というころかと思います。
ちなみに、結局設定はかなり早い段階で元に戻しツーリングをこなしました。


202010aqua.jpg
このコースは路上温度計がないのですが、民間、というかお店が設置しているらしいものが目に入りました。それは10℃でした。予報もそのくらい。ですが、気温そのものは同程度だったにもかかわらず、そして装備自体も全く一緒だったにもかかわらず、年末の茨城縦横ルートに比べて格段に暖かく、高速でも寒くないし、一般道では陽射しがあまりなくてもむしろ暑さを感じるくらいでした。
南国千葉、さすがです(笑)。

晴れの予報だったのに、一部の山では広範囲に雨が降っていて、私が走ったときには軽いウェット路面が続く状態でしたが、S22のウェット性能はかなりイケてる感じはしました。

S22では、頑張って乗れば、相応の見返りがあるって、感じですね。。。


※この日の戦績:
443km/8h45m

※ハイオクガソリン給油(3回):
447km/25.45l=17.56km/l

DSC00459.jpg
この日はブルートゥース送信機がなぜか3時間くらいでバッテリー切れになり、3時間くらいしか使えないはずの予備機(かなり古いヤツ)を使うハメになりました。当然、終盤は無音に。走り慣れているので、コース自体は分かるのですが……。
前回充電時に、充電器の故障が発覚し、別の充電器で初めて充電してのことだったのですが、これまでは充電時、赤のランプが一瞬つくだけだったのが、青ランプが点滅するようになったので「それが原因か?」と思ったのですが、自宅で充電後、5時間弱使ってみたのですが、問題なく動作してました。
解せぬ。
2020/01/05

ルート確認その4(2019台風19号後)

※2019年12月下旬回顧。

降雪が確認されなければ、走れるだろう冬場用ルートの一つ、茨城縦横ルートを久しぶりに走ってきました。
昨年最後のツーリングでした。いやぁ、気温表示よりずっと寒かったです。
走り切ったのは概ね8か月ぶりだと思います。

DSC00410.jpg
結論から言えば、あの台風の影響は、このコースにはほぼゼロでした。一箇所だけ、川沿いに崩落が見られましたが小規模でした。通行にはまったく問題なし。

DSC00413.jpg
うう、逆光ですね。

DSC00416.jpg
変わり映えしない景色でスミマセン。
この季節、やや砂が各所で浮いていました。道がちょっと綺麗じゃないというか、見た目慎重にならざるを得ない感じはありましたね。

DSC00417.jpg
出発が遅く、ちょうど時刻が変わるときに十王ダムにいたので、久しぶりに噴水が見れました。

DSC00419.jpg
S22での初のロングツーリングでしたが、うーん、初見レビューでも書きましたが、正直、まだ良さがよく分からなかったです。



この日の路上温度計の気温は、5℃、8℃、14℃、10℃、8℃でしたが、空気が冷え切っており、日中の一部を除いては真冬装備でも寒かったです。特に森の中は寒かったですね。
高速道路では76℃を水温が上回ることがなく、75℃でほぼ一定。街中でも100℃を超えることはありませんでした(地元に戻って渋滞、信号待ち以外は)。
……私のR6はオーストラリア仕様ですが、今年のオーストラリアは猛暑だと聞いたような?


さて、S22で楽しむためには、R25PSのときのように、必死に旋回するしかないような気がしています。逆に言うと、今まで楽をしていた分、自分で挑戦できるようになった、と言えるかもしれませんし……コレが冬場じゃなければね、もっと行けたのかもしれないんですけどね(苦笑)。
……サスペンションの設定、少し換えた方がいいのかな??

とりあえず、S22の良さを探求するために走りたい、という動機はできましたので、ほんの少しだけバイクモチベーションが上がりました(ホントか?)。

ただ、「本好き」の破壊力には勝てないですよ……(笑)。

もう1回、2019年内に走りたかったんですが、日程が合いませんでした。もう一日あれば……(苦笑)。


※この日の戦績:
459km/7h45m

※ハイオクガソリン給油(1回):
首都高等走り。
208km/13.26l=15.69km/l

※ハイオクガソリン給油(2回):
この日のツーリング。
459km/26.1l=17.59km/l
2020/01/04

R25の一部カスタムを戻すカスタム!

※2019年末回顧。

……標題は何を言っているんだ、っていう感じですかね(笑)。

年末のご挨拶(2019)に書いたとおり、昨年暮れ頃に、R25PSのカスタムの一部を戻すためのカスタムを行いました。

理由は5年目のエンジン故障とYSP保証切れです。
つまりまあ、次のバイクが決まっていない、ということですなんですが、R25PSを可能な限り残すことも含めて選択肢としたかったから、というのはあります。

DSC00397.jpg
あと──ま、ぶっちゃけ、やらかしたんですよ。森の中の道なき道で。
なので、右側面見た目と後ろからの見た目は変わりませんが、正面はちょっとだけ、左サイドは少し変わっています。
徐行だったのに流れるようにフルバンクさせることになりました。下の写真の見た目なのは、今回が最後です……。

DSC00401.jpg
元々、CBR250RRに買い換えようと思っていた頃は、そのまま行くことしか考えていなかったんですが、2020年モデルの情報が未だ出ない……改良するようなのですが、全容がいまだに明らかにならないという、微妙な情勢です。
年明けに一報が出る、という話はあるようですが、外見は変わらないという情報が入って来ています。

DSC00403.jpg
それに、どうも今のR25PSのワイズギア純正KYBサスペンションスが良すぎて、どうにも惜しくなってしまうんですね。メーターも今のメーターが好きですし。
CBR250RRのレビューを探ってみても、自分の試乗経験からも、サスペンションはやはり硬いと思われ、かなりお金をかけてカスタムしないと満足できないのではないか──と不安になってきたのです。

DSC00406.jpg
加えて、Ninja ZX-25Rですよ。
今のところ、コイツの購入は考えていませんが、レビューが出てきたら検討には値するかも、と思っています。音も良い感じですしね。

さらに、ADV150なんて伏兵もいて、エンジンがPCX由来なのはちょっとアレですが、悪くないと思ってしまうのです……そうなると、いつ廃車にしても潰しがきくかなぁと、思ったりするんですね。


DSC00407.jpg
というわけで、スプロケとチェーンを交換し、やや不調気味になっていたバトルシフターがとどめを刺されたため交換し──ということになりました。お金はかかりましたが、新車に買い換えるとは限らず、そのモチベーションももう一つ上がらないため、当面偵察要員として機能させるつもりでいます。

伸びが足りない、と思っていたところでしたしね。

でも、正直に言えば、フロントスプロケ丁数を1丁減らした状態は理想的でした。アレで、エンジンがZX-25Rと同じくらい回れば、ホントに理想に近いバイクだったと思います。

純正と同じ丁数に戻して感じたのは、T-Revαが入っていても、やや下でもたる、ということと、やっぱりパワー感が下がっているように感じることです。

一気に上までまわりませんからね。R125みたいには。
その代わり上に伸びるんですが(苦笑)。

ともあれ、見苦しくない程度には外見は戻しました。
チェーン・スプロケ交換、プラグ交換とシフター交換もあったので費用はそこそこかかりましたが、車検がないと思えば問題なし(……いや、そんなことはない)です(半年おきに、きちんと点検は受けています……)。

チェーンはRKのBL520-XW、プラグはMotoDX、オイルはRS4GPと、地味に投資はしていますね(苦笑)。

さーて、次はどうしようかな?
(冗談抜きで、サイズの問題がなければMT-09SPが理想……でもサイズ制限があるのでどうしようかと……)
2019/12/31

年末のご挨拶(2019)

さて、早いもので、今年も終わりですね。

今年は、前半はYZF-R6の購入という大きなイベントがあり、がっつりとんでもないペースでバイク(ほとんどR6)に乗っていく、という感じだったのですが、夏くらいから土日に雨が多かったり、仕事環境が大幅に変わってどうにも土日に活動的なリズムに持って行きにくくなったり、9月の台風19号後の惨状を見てバイクに乗るモチベーションが大幅に下がったり、後半の2か月は「本好きの下剋上」にすっかりハマってしまい、すっかり「本好き」を読みまくって(※この年末年始のお休みもです……(苦笑))、予定を立てる気にもならなくなったりと、激動(?)の一年でした。

バイクに関しては、まずR6ですが、結論から言うと、「デイトナ675Rの方が自分は好きだった」。デイトナを売却して購入したこと自体は後悔していないけれど、新しいバイクに飢えていた序盤を除くと、吸引力が弱かったように思います。
最大の違いはどこかというと、「音」とサスペンションですね。
何が良いのか良く分からなかったZX-6Rとは異なり、良いところが旋回性能であるはっきりしていること、シート高がある割には日常用途でも普通に使えること、R25PSと良いところがかなり重なることもあり、「R6一台で、いいんじゃね?」と何度か思いました。
現在は、走行距離1万kmを待たずに3本目のタイヤS22に交換し、やっと1万kmを超えましたが、今のところまだS22の良さが分かりません。ただ、パワーRSをR25、デイトナ675Rそれぞれ初めて履いたときも、真価が分かって来たのは数百kmから1,000kmくらい走ったあとでした(R6ではすぐに馴染みましたが)。既に数百kmは走っていますが、あまり山を走れておらず、まだ慣れるまで我慢かもです。冬場ですしね。

他方、R25PSの方は、YSP5年保証契約の最終年にまさかのエンジンのほぼ全取っ替えにより、エンジンが新しくなりました。「故障の原因かも」というカスタム類似例は、みんなレースに参加するような人たちだったらしく、「まあ残り1年だし」と思ったし、R6に乗るのを優先したりする事情もあってなんとなく過ごしていましたが、次に乗りたいバイクが決まらず(あまり魅力を感じず)、デイトナ675Rのときは車検あけ半年強で売却(R6購入のため)したという無駄遣いを是としてきた経緯もあって、「一応、長く乗れるようにしとこう」ということで、故障の原因となったらしいスプロケ丁数戻し&エアクリーナー戻しを行いました。T-Revαは入ったままだし、プラグも最上位品にしたので、スプロケ戻しによる「マイナス」はそれほどは感じませんが、間違いなく違うレベルではあります……やっぱり力強さ、エンジンが一気にぐんぐん加速する感は薄くなりました。ただ、スプロケ戻しで前より上が伸びるので、これまで攻めると頭打ちだったものがもう少し行けるようになるとは思いますが、こんなことでこんなにお金を遣っている自分にぞわわっします(苦笑)。
あと数か月程度で別のバイクに乗り換えている可能性は否定できませんが、既に6年目に入り、自分の購入バイク歴では、所有期間においては、初代の四輪免許で乗っていたDioを超えて1位となりました。距離的にも、最長だったR1と比べて、あと4,000km弱で超えることになりますが、そこまで行けるかどうかは「?」です。


今年は、創作活動をほとんど何もしませんでした。
大きな理由は忙しいからというよりは、読んでもらったり、聴いてもらったりできないからなのですが、「何でやめちゃったんですか?」とか聞かれることが何度かあり、「ただ作ることだけを楽しめる時期はもう10年以上前に終わってるんだよ!」という心の叫びを飲み込みながら、適当にごまかして過ごしていました。
そういう中で出逢った「本好き」は、いくつかツッコミどころはありますし、一人称ラノベ文体が基本なのですが、私が作りたいと思いつつ、構想だけ練っていた要素がてんこ盛り──というか、ほぼすべてに触れられていて、かつそれを大きく超えるテーマ性をも背負って出来上がっているため、読んでいて面白すぎて時間を忘れる(笑)くらい──いや、読み始めると常に時間を忘れます。今も、今も……(苦笑)。全体的には2周目、気に入ったところは既に5回くらい読み直していますが、この年末年始の休みの前半も、「本好き」の小説版で7割以上を消費しています。
こういう作品が読めるのなら、自分で書くことはないなぁ、と思ってしまいます(苦笑)。


アニメ・ゲームは、バイクに乗れない、乗らない土日が結構あったので、10月まではかなり見ました。2019年3期(夏期)、4期(秋期)の作品はレベルが高く私の好みに合う作品が多かったこともありましたし、「ちはやふる」や「サイコパス」、「デスノート」、「転スラ」、「盾の勇者」なども視聴したりと、とても充実していた1年でした。それに「本好き」が加わっているので、いやまあすごいことに(苦笑)。

アニメについては、元々は、ささくれだった心と仕事に疲れ切った自分に癒やしと少しでもマシな達成感を得るために手軽な手段として2013年頃からボチボチ見始めたわけなのですが、当時のメインターゲットはゆるーい日常系の作品でした。
それが、すっかり趣向が変わり、基本的に雑食ではあるものの、特に魅力を感じるアニメは何かと自答したときに、今の自分が強く惹かれたり心を動かされたりする確率が高いのが、「リアル系の青春モノ」であることに気づき、「ああ、自分の青春時代には消化不良や足りないモノが多くあったんだな」と気づかされた年にもなりました(苦笑)。

作品としては皆、何年か前の作品なんですが、複数回視聴済みなのにどうしてもほぼ定期的に見たくなる作品として自分の中で君臨しているのが、「響け! ユーフォニアム」と「Just Because!」、「ReLIFE」そして「ちはやふる」となっています。前者と最後者は熱血部活モノだし、「Just Because!」(BD-Box購入済み)は、「私にはこんなふうに高校生活を終われなかった」という意味で見る度に心に刺さるものがあります。「ReLIFE」(完結版のみ購入)と違い、笑いをテーマにしていないし、それほど劇的な何かがあるわけではないし、性格的には二枚目と言っても良い二人が、最後に三枚目的な展開から「始まり」を迎えるところで終わるのを憧憬をもって見ていたり……。

高校なんて、四半世紀も前に卒業していて、既に子ども世代の、しかもフィクションの世界の話なのに、「こんなに充実した何かは自分にはなかった」(「ReLIFE」だけはまあ、いろんな意味で別ですが(笑))と、足りないものを突きつけられた感じがしつつ、それを少しでも埋めようとするように食い入るように作品を見ていた、という感じでした。

……まあ、最近は、流行りの異世界モノを軽く流すのが楽しかったり、ゆるい系の作品に再度魅力を感じるようになったりもしていて、少しまた別な感じになってきているのですが。

そのおかげで、バイクに乗れなくてもあまり苦ではないというか、バイクに乗ることが時折義務に感じてしまうこともあって、なんだかなぁ、と思っています。お財布には優しいんですけどね。


ゲームに関しては、買うだけ買って、プレイしていない作品が多いこと!(苦笑)
Ride3なんて全くやってないですよ……。

良作アニメの視聴で時間を使うことに慣れてしまうと、展開が遅いことに耐えられなかったり、キャラが狙いすぎていてうんざりしたり、NG展開縛りが多すぎて(業界的な悪い意味での自重)残念に思うことが増えて魅力を感じなくなっています。

そんな中で、今年自分がプレイしたのはホントに数本なんですが、面白いと思ったのは、「FATAL TWELVE」、「金色ラブリッチェ」、「サノバウィッチ」でした。発掘すればまだまだ楽しめる作品もあるなぁ、と思いましたが、他は外れでした。前者はコンシューマーですが、これ以外はコンシューマー作品は面白くねぇ(苦笑)。ハズレばっかりでした。
「ペルソナ5 ザ・ロイヤル」をこの年末年始にプレイしようと思っていたのですが、「本好き」2周目にとられてしまいましたし……「十三騎兵防衛圏」も購入してあるので、そのうち、暇ができたらプレイしたいと思います。

唯一コンシューマーで面白かった「FATAL TWELVE」は、主人公はボンクラで、もうちょっと切れ者でも良かったと思いますが、一本筋は通っていたし、ストーリー展開はとても良かったと思います。テンポもゲームとしては悪くないし、登場人物も主人公を含め魅力的でした。
同時期に別の場所で別の原因で命を落とした者たち12名を「復活」させ、そこから始まる変則的なデスゲーム(生き残った1名だけ死を逃れて人生を続けられる)なのですが、元々死ぬ運命だった人物たちによるデスゲームなので、最初から死を受け入れている人の生き様、最初は生きようとするも、死を受け入れていく過程が美しい何人かの人物の生き様、そしてまだ若い、けれど他の人間とは明らかに違う主人公の生き様に、何人かの「凶悪犯」とも言える人物たち(といっても多くがそれなりにひとかどの人物)を含む多くが折れて譲っていく展開が、とても良かったと思います。
……まあ、いつものことで、ゲーム性はほとんどありませんでしたが。


そんなこんなで、2019年も終わります。
今年も、直接被災していない私でも心の傷になりそうな大規模な災害がありましたが、来年こそは、平穏で、やりたいことが心置きなくやれる、そんな一年であったらいいなぁ、と思います。


それでは、令和2年へ。
皆様、良いお年を。
2019/12/31

恒例2019年第4期アニメレビュー!

毎度書いていますが、私のアニメの視聴基準は、某期別の放送アニメまとめサイトでの紹介記事(サイト運営者の主観は入っていない)を見ての、独断と偏見で見始めた作品から評価をしています。

今期(いわゆる2019年秋期。ここでは第4期と書きます)はざっくり総評を申しますと、今期も前期第3期を上回るのではないか、と思うほど、良い作品が揃ったと言っていいと思います。
燦然と輝いている作品もあり、2期続けて大満足の期となりました。
平均的にも、前期よりも上かもです。
なので、今期も通常の期では普通に1位をとれそうな作品は、1の枝番で表記したいと思います。

2は一つですがこれも期によってはトップを狙える位置で枝番付きとし、トップは厳しいけれど面白いと思ったものは、3の枝番付きにしました。
以下は通常どおりで。
なんと、今期は「特等」があります!(笑)

なお、毎度のことですが、私は、自分が視聴したことがないアニメの複数期目(いわゆる「続き」。例えば2期目、3期目)のアニメは基本的には見ないようにしているため、評判が良いアニメを見過ごしているケースも多いですが、そこは何卒ご理解ください。

それでは、2019年第4期(いわゆる秋期)アニメのレビューに向いたいと思います。


※この記事には、「本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません」、「ちはやふる3」、「私、能力は平均値でって言ったよね!」、「Dr.STONE」、「ライフル・イズ・ビューティフル」、「慎重勇者~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる」、「ファンタシースターオンライン2 エピソード・オラクル」、「放課後さいころ倶楽部」、「ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld」、「歌舞伎町シャーロック」、「Fairy gone フェアリーゴーン」「サイコパス3」、「警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課 -トクナナ-」、「超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!」、「バビロン」その他のネタバレを含むかもしれません。未視聴の方は、その旨ご留意の上、ご覧ください。













特-1 本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません(2期へ!)

DSC00427.jpg
早速発売されたBD-BOX購入!
少々お高いですが、14話でこの値段、放送完了前の発売ですし十分です。
すぐにBOXが出るっていいですね。

本作の詳細については、別に記事を立てたいと思います。
ネタバレなしはこちら。

個人的には、12話後の次回予告で、神官長の本編登場を祝って、神官長の発言の裏で、主人公のマインが「わーいわーい」って言い続けているのがたまらなく可愛かったです(笑)。
なお、BD-BOXで14話まで視聴済み(※本記事掲載時点では未放送)。

OP・EDとも曲が良く、特にOPは今年触れたアニソンの中で2番目に気に入りました。岩里さんも健在ですね。OPについては、ミニアルバム購入済みです。

現代日本で死亡し、異世界の5歳の幼女マインの魂が消えるのとほぼ同時に、入れ替わるようにその身体に転生したという異世界転生モノです。生前のこちら側では、図書館司書に就職が決まっていた超本好きの22歳女子大生でした。

アニメ版の雰囲気の良さ、前半の完成度の高さから原作購入、BD-BOX購入へと行きましたので、面白かったのは間違いありません。
ただ、アニメ版については、若干の苦言があります。

・特に後半、話者の顔アップを画面に映す単純な演出が多すぎて、会話シーンでは顔が切り替わりまくり酔うほどだった。
→話者を映すのは基本中の基本だが、普通は、話を聞いている方の表情の変化を追わせてカットを切り替えない演出も混ぜるはず。
・前半と後半はそれほど手抜き原画が見られなかった印象がありますが、中盤話数ではいくつか見られました。崩壊するほどではなかったですが……。



1-1 ちはやふる3(3期・2クール目へ)

DSC00432.jpg
こちらも1期2期に続きBD-BOX(上巻)購入! 下巻も予約済みです。

舞台は10年ちょい前の日本で、リアル系の熱血部活モノ作品です。1期2期については、詳細は過去記事へ。


今回で3期前半戦終了です。1期、2期を視聴して割とすぐの私でも、3期についてこの間の6年の歳月を感じないくらいにほぼ同じ雰囲気で続いてくれました。
……あまり話題になってない感があるのは気のせいですか?(^^;

2期の終わりが非常に区切りが良かったため、3期の方が中途半端な結末に終わりそうですが、面白さの本質は1期2期を引き継いでおり、満足のできる仕上がりでした。

主人公の千早が日本一を狙えるほど(実際に男女混合で有力選手が出る大会で大きなタイトルを一つ獲得した)になっている一方、幼なじみの真島太一がものすごく強くなり、また、恩師である原田先生の奮闘をはじめ、30代以上の選手たちが最高位タイトルを獲得している10代、20代の選手たちとそれをライバル視する若手に負けてたまるかと頑張っているところがいいですね。新しいライバルは30代です。

相変わらず、少し変わった性格付けや人生経験の持ち主の選手が多いですが、よく考えるとどこにでもいておかしくない程度には「普通」であり、リアル路線の作品としては出来が非常に良いです。
この作品も、上記「特-1」と同じで、人に対する敬意・尊敬を意識した作品ですね。ひしひしとそれを感じます。
2クール目も期待しています。



1-2 私、能力は平均値でって言ったよね!

OP曲で「わはわは」言っている緩い感じが癒しでした。
「わはわは」と画面上の振り付けがとても合っており、ホントに癒しでした(笑)。
……っていうか、「特-1」同様、コレも「なろう」作品なんですね。

本作は、現代日本でトラックにひかれそうな小さな子どもを助けるためにトラックの前に飛び出して、子どもは突き飛ばして助けたものの本人は死亡し、赤ちゃんの段階から異世界へ転生したという異世界転生モノです。中身は18歳の女子高生でした。元の風貌の方が可愛いですね。美人さん、っていった方が良いのかも。それも珍しい(笑)。現在は12歳。

作品自体はかなりネタ側に振っている感じで、前期の「魔王様リトライ!」と方向性としては近いですし、異世界チート全開でもありますが、気楽なエピソードがある一方で、主人公たちにそれぞれシリアス寄りで深刻なエピソードがあり、そこが他作品との差別化ポイントなのかな、と思います。それらも含めて気楽に楽しく見ることができました。

シリアスなエピソードが、チート感を薄めており、楽しめた要因と思います。
ただ、設定自体の深さが「特-1」作品とは似ている分雲泥の差であることが分かってしまいます。あくまで気楽に楽しむのが良いのでは、と思いました。

主人公の前世が外見に似合わず「ぼっちオタ」という設定のため(※現世では、その代わり家族仲がとてもよく、妹ともとても仲良しだったそうです)、コアなメタネタが多く、私は半分も分かりませんでした。のび太とかメジャーなものは分かりましたが(苦笑)。
「魔王様リトライ!」は主人公が別にオタク設定ではなかったので、「ラノベとかもっと読んどけば良かった」とか呟いているのに思わず笑ってしまいましたし、メタネタは「ググれ」とかそういう感じだったので分かりやすかったのですが……まあ、仕方ないです。

気楽に無双、でもエピソード自体はシリアスで悲惨なものを多く含み、思わず共感して憤ったり、涙ぐんだりできるという上手いバランスの本作。上記の「特-1」と比べると話に深みはありませんが、アニメで楽しむにはとても良いと思いました。
アニメとしては、すごさはありませんが安定していて、完成度が高いです。



1-3 Dr.STONE(2期目へ)

これも前期と変わらず楽しめました。
千空がたどり着いたムラの事実が明らかになりました。
できすぎですが、良いエピソードと思います。
……通信機だけで、あの「敵」と戦えるとは思いませんが(苦笑)。

よく考えると、高度文明時代を生きた者が、古代にそのノウハウを持ち込んで少しずつ状況を改善していく、という意味では上記「特-1」作品と同じ構図です。次元は違いますが。
実際のところ、千空の所業はできすぎですが、マインの所業もできすぎですしね。

リアリティに関してはマインの方に分があるものの、千空も理屈は通っているため面白いです。
本作のような作品に接することで、化学に興味を持ち、理系の子どもたちが増えるといいですね。いかにも少年マンガという感じ(※実際少年マンガです)ですが、万人向けと言えると思います。



2-1 ライフル・イズ・ビューティフル

※現時点では最終話未放送
ビームライフルによる射撃競技という、マイナー競技の部活モノです。原作は4コママンガだそうです。

きらら系のようなノリですが、すぐにボケやツッコミが入り、ボケ比重の方が高いこと、ストーリーや人物設定がしっかりしていること、ほのぼの感、どれをとっても一級で、バランスとテンポが良い佳作です。
癒し系の良い作品で、毎回楽しみに視聴させていただきました(^^)。
こういうのが、私がアニメを見始めたときに期待していた作品でした……。

もったいぶらず、すぐにツッコミが入り、しかもだいたい飾り気のない身も蓋もないオチがつき、実際、「現実にいる人間なんてこんなもんだよね」って感じがすごくある、親しみのある作品です。上に4つも作品が並んでいますが、期によっては1位もとれた作品と思います(笑)。



3-1 慎重勇者~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる

「異世界呼び出されモノ」とでもいうべきか、現代日本から召喚され、VRMMORPGに参加させられるような設定の異世界モノです。

基本的にギャグマンガというか、ヒロインの女神の激しいツッコミに動じない、ブレないチート主人公(しかも超合理的かつ無表情で余計なことは一切言わない)との掛け合いが面白い作品だと思います。最初からそっち方向に振り切っていて、話に深みとかそういうのはありません。

笑いを求めた作品としては十分合格。シリアスで泣ける設定が最後に明らかになるなど、1クールモノとして見せる展開でした。

本作に関しては、最後まで見なくても単発的な笑いは得ることができますが、最後まで見ると印象が全然違うと思います(笑)。

何となく、毎回少し笑えるので朝に見るにはちょうど良かったです。
OP曲はカッコ良かったですし、動画もとても合っていました。このユニットは、異世界モノの多くを手がけてますね(笑)。



3-2 ファンタシースターオンライン2 エピソード・オラクル(たぶん2クール目へ)

今年のアニソンで私の主観でのNo.1は本作のOP曲でした。
意図的にかどうかは知りませんが、初期のファンタシースター(セガMk3、マスターシステム)、同2(メガドライブ)のBGMと非常に良く似た雰囲気をもっており、今から見るとやや古い感じもするし、歌詞に「ファンタシースター」が3回も出てきますが、演奏、音場ともにかなり出来が良く、久しぶりに目が覚めるようなサウンドでした。
っていうか、楽器のチョイスといい、バランスの良さといい、ほかの作品と比べて明らかにレベルが違うだろ、と思いました。立体的な音響や音質、ステレオ感どれも良く、CD購入済みです。
スターオーシャン3のようなアレンジでもありましたね。

肝心のアニメの方は、主人公が寡黙すぎ・流されすぎ、ヒロインの存在が意味わからなすぎ、登場人物多すぎ、と難点も多いですが、面白いかどうか、という意味では十分に面白いです。
原作を知らないから楽しめている、ということなのかもしれませんが。

アニメとしては、もう少し主人公が自己主張してほしいし、背景とかも語ってほしいところです。自由度のあるゲーム原作にありがちなスケールダウンは仕方ないのかもしれませんが、とても惜しいと思いました。
思わせぶりなところが多くてイライラしますし、主人公が何で特別扱いされているのかいまだによく分かりませんが、きっと岡部倫太郎(※シュタインズ・ゲートの主人公)のような特異体質なんでしょう。

かゆいところに手が届かない感じで、流される人間が多いのが気になりますが、第三者視点で俯瞰的にものを見ようとすると実は結構悪くないのです。
きちんと登場人物の関係を精査して見ていけば、面白いのだろうと思います。



3-3 放課後さいころ倶楽部

こちらもボードゲームをテーマにしたマイナー部活モノ、ほのぼの路線ですが少し内向的な作品です。
ボードゲーム、欧米では流行っているんですね。

最終的に、主人公の影が薄くなってしまっているのが惜しいと思いましたが、よくまとまった作品だと思いました。

全体的にもリアル寄りで、現実にはさすがにいないだろう、というような登場人物はおらず、静かで落ち着いた内向的な女の子たちのお話だと思って見ればスッと入ってくると思います。
爆発力も中毒性もありませんが、普通に安心して楽しめる作品と思います。



4 ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld(3期3クール目。4クール目へ)

噂通り、「前2クールは前座」という感じで、ようやく本番スタート、という感じです。
この3クール目については戦いに振り切っているため、戦いに熱くなれる人には楽しめると思います。

ただ、こんな4クールもかけてやってる割には、現実世界の時計の進みは数日とバランスが悪く、また、過去作品の登場人物に結局は頼るというか、それがないと話が成り立たないのはどうかと思います。せっかくアリスとその周辺の騎士たちは良い感じになってるのに。

まあ、そうは言っても、過去作品を見た人にはそれが嬉しいところがあり、その大幅な補正があって、ようやくこの順位、と言えると思います。

あと──。
なんか毎回言っていますが、この原作者は本当にロクでなしの男の敵役が大好きですね。今回は一応米軍の手先という設定なんだから、もう少しまともで共感できる人物であっても別に何も困らなかったはず……私は、ヤツが現実世界で幼なじみの女の子を殺して何とも思わない(むしろ快感に思っている)のを見せられたところで一度視聴を打ち切っていたのですが、無理してみていたらまずまず見れた、という感じです。

こういう感じなら、1,2クールは5話くらいで駆け足で終え、3,4クールを19か20話くらいかけて放送した方が良かった気がします。

一応、4クール目も見ます。
※一応念のため申し上げておきますが、私は1期2期はBDを全巻持ってます。



5 歌舞伎町シャーロック(2クール目へ)

全体的には悪くないミステリー系作品でした。が、推理も何もないわな(苦笑)。
どうでもいい話数が数話入っていますが、悲惨で真摯な話数もあり、良い話数は良かったです。
都会のややすさんだ中での良好の人間関係の描写が好きな方にはオススメ。



6 Fairy gone フェアリーゴーン(2期)

終盤になって、ようやく主人公が活躍し出しましたが、結局最終盤は、それまで実質的な主人公と言えたフリーに全部持って行かれた感じ。ストーリー的にも、味方以外の重要人物の大半が最後の最後に連続して死亡するという雑な展開で、思わせぶりな何かも特に理由はなかった、という終盤までの重苦しい(重厚な)展開はなんだったのか良く分からないけれど、一応ストーリー的には破綻しておらず、そこそこまともに収束してくれたお話でした。
主人公が暴走したせいで、かつての相棒が亡くなってしまった気はしますが。

……まあ、ペルソナや女神転生の近世の海外版のようにしか見えなかったですが。

残念だったのは、作画・動画の品質がP.A.Worksらしからぬ仕上がりだったこと。
特に最終盤は崩壊寸前まで行っていた感じで、どうした「P.A.!」と何度か叫びそうになりました。

正直言えば、二度は見たいとは思わないですが、こういう世界観が好きな人は見る価値はあると思います。



7 サイコパス3(3期・結末は放送せずに劇場版へ)

もはや、古い作品のキャラクターを出して、それっぽい雰囲気を引き継いだだけの作品だなぁと思いました。無印(一番最初のヤツ)の新編集版はBD-BOXを、劇場版も購入しましたが、2以降の本作は正直面白いとは思いません。

このシリーズ全体の主人公とも言える常守朱は知らないうちに罪に問われ捕まっているし(その割には、外部の情報を局長から得たり、元一係の同僚と会話ができたりはしている)、1期の名目上の主人公だった彼の方は、1期の最後に殺人犯になっているにも関わらず、逆になぜか公務員に復帰しているのも意味不明。

2期でいろいろやらかした新人監視官(当時)は、なぜか栄転して課長に収まりそこそこ有能になっているのも脈絡がなくこれも意味不明。

旧作の顔に泥を塗っているようにしか見えず、非常に残念です。

何より、新しい監視官が二人とも全く有能じゃない上に感情的で、執行官を使いこなしてもいないし、日本人の監視官の方は妙な超能力を持っていたり、曲芸じみたアクロバットが可能で意味不明だし、入国者の監視官の方は、たいして有能でもないクセに協調性がなく、勝手に独走して命の危機に何度もさらされた上に、救出されても殊勝な態度にならずに常に高飛車で懲りずに独走する、という意味不明設定。挙げ句、独走の末に勝手に黒幕サイド(といっても味方っぽい方だが)の傘下に入るとか、あほちゃうか、と。
全然主人公たちに共感できず、その行動にほうほうなるほどと感心もできず、また、捜査をする側が徹底して後手を踏み混乱しているだけに見えるので、見ていてどんどん冷めた印象になっていきました。

舞台設定そのものはそう悪くないのに、どうしてこう破綻気味になるのか。
作っている人が自分に酔っているように感じます。

また、ウリらしい「リアルな格闘シーンがすごい」は別に良いのですが、それを見せたいのでしょうか? しかも限界を露呈しているし……最近の質が良いポリゴンの格闘シーンの方が自然な動きだし、格闘シーンの有無そのものが物語の本質には全く影響がない(むしろ1期は、まだ格闘シーンの必然性があった)上に、あんなアクロバティック人間を存在させたら格闘の強さのありがたみがほとんど消え去ります。

作画も全面的に綺麗とまでは言えず話数によってややムラがあるし、結末は劇場版送り。

雰囲気が悪くないことによる相対評価でこの位置にいますが、続きモノとしては出来が良いとはお世辞にも言えないため、あえて酷評をさせていただきました。



8 警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課 -トクナナ-

魔法ありの特別展開。つまらなくはないです。
特別面白くはないですが、暇つぶしには耐えるでしょう。
お話自体は丸く収まりますが、割とチープでありきたりな終わり方でした。

王道が好きな人は楽しめるでしょう。



9 超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!

お色気路線にやや寄ったイロモノ転移モノ。お色気要素は正直いらない。

天才科学者の女の子が突出しすぎていて、ほかはニンジャのジャーナリスト以外はお荷物な気がしました。アレでは対等ではいられないでしょうに。

主人公はそういう意味では搾取する側。
上記「特-1」の主人公マインは自分一人では何もできませんが、周囲に振りまく恩恵と本人のキャラクターがすごいので求心力があります。本作の主人公は、その意味では何もできない、ただちょっと度胸が良いだけの秀才高校生にすぎません。あんなヤツが総理なんてできませんよ?

政治のことも経済のことも良く分かっているようには見えず(コレは作者が分かってないのかも)、何がいいのかイマイチ分かりませんでした。

もう少しバランス良く天才を設定をすべきだったと思います。



10 バビロン(7話でいったん休止。8話~再開、オンエア中)

1話目終了時点ではトップを狙える位置にいたのに、話数を重ねるごとに後退していき、主人公の体たらくさに逆に驚きました。平時には有能かもしれませんが、あの状況で待避せよの指示が出せず、犠牲者を減らすことができないばかりか、さらに増やした時点で無能です。

犯人チートすぎ、政治家の野丸は脇が甘すぎ、主人公は何が起きているのか判っていないのに、武道の心得があるといっても女性の検察事務官を一人で現場に向かわせるなんて見通し甘すぎ。そのことは父親である上司に一応はツッコミを入れられるものの、そのあとどう繋がっていくのか……。

結果として、主人公以外全滅で、海外も巻き込んで続く……?
劣化版デスノート……って感じ。
FBIに助けを求めるとか、なんだかもう、なんだかなぁですね。

デスノートは、犯人が主人公だし、まだ超常現象や死神が実在するというフィクション要素の強さがあって許容できる部分がありましたが、本作は捜査側が主人公で、実際にはあり得ないけれどリアル世界をベースにしているだけに、不自然さが目立ちます。

なお、理不尽な残虐描写が好きな、リアルモノ志向の人には良いかもしれません。
ホラーという感じではないですが、ああいうのが好きな人はいるんでしょう。

個人的には、この前半部分については犯人たちの短期的な達成目標が視聴者には読めてしまうため、展開に意外性がなく、むしろ「ここまでやるんだ」という嫌悪感が大きかったです。
せっかく、魅力のある感じの人物がいっぱいいるのに……もったいないです(日本人は主人公とお偉方以外、ほとんど死んでしまいました)。

ちなみに、私が主人公なら、自律行動可能ならば即座に退職願を提出していたでしょう。上司は責任を取って辞職するみたいですが、あれで仕事を続けようとするなんて考えられません。
それじゃあ逃げてるだけみたいじゃないか、と言われるかもですが、主人公は一介の検察官にすぎないわけで、しかし検察官という権力の使い手がこれだけの規模の失態をやらかせば、そうせざるを得ないはずです。
この事件では、自分の指揮に違法行為があり、そればかりでなく少なくともいくつか誤りや見通しの甘かった部分があり、最悪の結果を引き寄せたわけですから、自分の手に余ったことは確実で、その上未来に向かっても有効な対抗手段を持っていない身の上ですから、FBIなどまだ使える「力」がある者が自分と同じ過ちを繰り返さないようにアドバイスや自身の失敗体験を共有するなどはあってもいい(実際にそうしそうな流れですが)とは思いますが、それは辞職してもできることです。

さらに言えば、最善を尽くすなら、奥さんと子どもはどこかへ待避させ、早期に離婚した上で迎撃するという素振りだけは見せて家族の安全だけは図るべきだと思いますので、あんなものが送られて来るのを座して待ち、平静を装う生活をする、ということが健全とは思えません。
いろいろ考えが足りないんじゃないか、と思います。

まあ、一部のマニアには受けるのかもしれませんが。



ってな感じです。

いつも、「これはいかん」と思った作品にはとことん辛口になってしまいますね。
でも、あえてフォローするなら、一応最後まで見ていました、ってことで(途中でやめた作品もあったのです(苦笑))。

ご参考になれば幸いです。。。
2019/12/31

YZF-R6、3本目のタイヤはブリヂストンS22!

さて、見た感じもフィーリングも4,000km程度でボロボロになっていた印象のあったR6のパワーRSですが、歳末タイヤ購入キャンペーンでの割引もあり、新規タイヤに交換をすることにしました。
新タイヤは、ブリヂストンのS22です。


DSC_9860.jpg
私のR6は、純正納車時がS21だったので、S21→パワーRS→S22となります。
ただ、走行日がたまたますごく寒い日に当たってしまったせいか、正直イマイチ良さが分かりません。S21ともだいぶ違うような気がしています。

実はすでに600kmくらいは走っているんですが、あまり山道を走れておらず軽々には言えないものの、初見の印象は、今まで履いた経験のあるタイヤとの比較で言えば、ピレリの「ディアブロ・ロッソコルサ」に最も似ています。

近時に履いていた、ロッソ3、α-14、パワーRSとの比較で言えば、次のことが言えます。
・作為的にフロント操舵姓を上げていない。

そして、α-14とパワーRSとの比較で言えば、
・フロントが小さくない
・リアが上がっていない
・タイヤが潰れない
・停まった状態でフロントを左右に動かそうとすると重い(グリップ力が高い?)
・百km単位の高速走行中だとタイヤ中央が削れる
・低速でのフィーリングも大きく違い、ヒラヒラ軽快感が出せない
という感じです。

パワーRSと比べるとはっきりとTCSが介入しにくくなり、直進剛性が大幅に高まり安易な面白さが減りました。が、逆に、自分の技量を忠実に反映することにはなった感じで、使いこなすのに努力が必要っぽいです。

ロッソ3ほどフロントの操舵姓が高くない印象ですが、一定領域を超えさえすれば──思い切って“リスクを負って”旋回に行くとピタッとスゥっと綺麗に曲がれます。パワーRSやα-14だと、“リスクを負って”感がほとんどなくなる(リスクを感じるようになると替え時)状態でそのまま流れるように傾けることが可能なのですが、S22はその部分の心理的障壁が高い印象です。このヘンはロッソ3と似たような性質ですが、一定レベルを超えると傾いているときの安心感はロッソ3よりあり、パワーRSと同じくらい傾けていても安心感が出てきます。その一定レベルが、ロッソ3よりも手前にあるような気もしますが……。

というわけで、つまりは。
「腕次第」のタイヤですね(苦笑)。


DSC_9859.jpg
S21よりもフロントに作為がない感じはしますが、十分に態勢を作り、気合いを入れて曲がりに行けばきちんと曲がれます。むしろ、そういう旋回の仕方をしようとすると、現実の走行ラインでは内側に入りすぎるのはパワーRSと同じで、インサイドに寄りすぎないようにする必要すらあります。このヘン、パワーRSだと、フィーリングからしてどんどん内側に入っている感があるんですが、S22はそのあたりが分かりにくいです。まあ、慣れの問題でしょうかね。S21を一回挟んでいるとはいえ、パワーRSをその間4本使ってきているので……(笑)。

つまり、S22は、ある程度以上傾けて行く勇気と技術がなければならず、手軽にカッコイイ(?)乗り方がしづらい、ある意味技量がそのまま出るタイヤのような気が、現在のところはしています。

ある程度以上傾けさえすれば不安感などなく行けるのですが、慣れないとたぶん結構難しい(私は慣れていません。この先も慣れるのか、あまり自信がありません……)。むしろ、ちょっとだけ寝かせたときの方が不安感があり、また、パワーRSよりも速度を上げていくときの直立に回復する力が強く感じ、キレッキレに曲がるのが些か難しいです。

この直立方向への力の掛かり方が結構クセモノで、α-14やパワーRSとかなり異なる印象です。S21よりもそっちの力が強くなっている気がします。

パワーRSと比べると、旋回中にTCS「6」でも介入を感じることが極端に少なくなり、ランプはさらにつかなくなりました(ランプがつかなくても音で分かるときはある)。これは、パワーRSが滑っているからランプがつきやすかったのでは断じてなく、そもそも傾けられていないこと、トラクション制御をしなくても起き上がるのが速いことが原因だと思われます。そのため、TCSが介入して電子制御で最適化された状態で鋭角に跳ね返るような乗り方でこれまで行けていたものが、それができない──しにくい状態になったため、「このままオーバーランするんじゃないか」という意味で、怖く感じるのだと思います。
……まあ、パワーRSでTCSを「5」以上にしたときとあまり変わらないのですが(苦笑)。

まさに「バイク操縦の腕」次第(苦笑)。。。


DSC00424.jpg
↑約600km走行後。山道をあまり走っていないこともありますが、あまり角が使えていません。

パワーRSは、「上手くなったような気がするタイヤ」という評価をほかの方のレビューで見たことがありますが、パワーRSのR25PSとS22のR6にすぐに乗り換えて比べると、全然印象が違います。パワーRSのR25PSとR6だと、「同じタイヤだ」という印象がちゃんとありました。その上で、本気で自分の実力で旋回するならR25PS、ある程度小手先でも何とかなるし、鋭角に行き過ぎるのがR6──結果的に手軽に超上手く乗れている印象を与えるのがR6、という感じでした。それが、まるで逆転したかのようです。

パワーRSのR25PSとS21のR6ではそれほど大きな違いは感じなかった(S21でもスパッとフロントから行けた)のですが……端的に言えば、α-14やパワーRSが、フロントから「寝る」「傾ける」方向にパワーアップしたように感じるのとは対象的に、S22は、乗り手の技術によって身体全体で傾けたあと、起き上がる方向に対してパワーアップしたように感じます。

グリップ力そのものは高く、溝も大きいためウェットにはパワーRSより強い印象です(パワーRSは時々思わぬ滑り方をします。が、ロッソ3よりはなぜか滑りません)。ただ、初期のリア中央部の削れの程度からすると、ライフは決して長くはないかも……。

デイトナ675RやR25PSでは、パワーRSは普通に6,000km以上乗れる感じだったのですが、R6では2/3以下くらいのライフだったことを考えると、乗り方次第ですがあまり保たないかも、という感じではあります。

このS22で、TCSランプをきちんとつけることができるような乗り方ができれば、本当に上手くなっている、と言えるのかもしれません。


DSC00426.jpg
↑約600km走行後。

それほど傾けられていないとはいえ、フロントの接地面が随分違います。
パワーRSとR6の組み合わせのフロントの使い方がおかしかったのかもしれませんが。。。
DSC00333.jpg
↑ちなみに、3,500kmくらいのときのパワーRS。むしろ、こっちが異常かも(笑)。


S22でSSタイプのバイクに乗るなら、ある程度腕が必要──あるいは安全側に振り切るんだという割り切りが必要で、上手くなったような気分になり、攻めているようなライディングがしたい場合はパワーRSの方が良いように思います。
S22は、そういう意味では素直なタイヤではあり、旋回を必ずしも優先したタイヤではないという感じ。腕がすごく良い人以外なら、SS以外のスポーツバイクにはとても合うかも、という、そんな印象です。

まあ、まだまだこれから、乗り込んでみて、っていうところですかね。
暖かい時期なら、また違うのかもしれません。
2019/12/20

この間、何をしていたかというと、「本好き」やってました。

ずっと更新が滞っていました。

数年前の一時期、全治約6週間の負傷のためキーボードを打つのがつらく、記事を上げるのが滞った時期がありましたが、そのときは短い文章でしばらく更新を休む旨告知をしました。
今回は、別にそういうわけではありませんでした(厳密に言うと、ちょっと負傷し、長時間バイクに乗るのがややつらい状態が3週間くらい続いたのですが、それはほぼ治りましたし、そもそも乗ろうと思えばそれでも乗れました。実際、短時間、短距離ならば乗っていました)。


実は――。
一時的に、「本好き」になっていました(笑)。
超インドア読書ライフを、約6週間に渡って実行していたのです。


その元凶は、もちろん(?)「本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~」(TOブックス・著:香月美夜さん)。


本作は、2019年第4期のアニメで放送中でして、第3話終了時点くらいで、アニメの放送が終わったあとにでも、原作を購入しよう、と購入すること自体は早々に決めたのですが、4話終了時点くらいでそわそわワクワクが止まらず、結局放送後、というのも早々に断念し、順番に本屋さんで購入しながら既刊だった22巻を連続で読み続け、十二国記の最新刊後半2巻の読書を挟んだあとすぐに12月10日刊行(9日に入手し帰宅時の電車内から読み始めた)の23巻目を読み、さらにあまりに続きが気になるので、すぐに書籍版の原作にあたるweb版の第5部、つまり書籍23冊+書籍十数冊分程度の原稿を、余暇時間(通勤・昼休みを含む)をほぼ全振り――95%くらいを投じて、ようやくweb版の677話(最終話)を読了しました。
さらに、刊行されていないショートストーリー+未完の「ハンネローレの貴族院五年生」の全話についても読了しました。

余暇時間に「今一番したいことをする」を優先した結果、このようになりました(^^; 。


本作は、過去、私が接したフィクション作品(ゲームを含めると500とか、そのくらいの規模です)の中で最も楽しめた作品と言え、時に笑い、いや何度も笑い、かつ要所要所で何回も涙を浮かべたりポロポロこぼしたりしながら、感情移入しまくりでの読了でした。
死人が出たことによらない涙なので、尊い感じがしますね。

BD-BOXと24冊目の注文も既に済ませてあります。
アニメは2期あるんですね。良かったです。短くても4期くらいまでは行ってほしいなぁ……。


本作は、読後の印象が良いので、これまでずっと自分の中でフィクション1位に付けていた「君が望む永遠」(アージュ・PC)を18年ぶりに超えたかな? と初めてはっきり思えたほど、心を動かされた作品となりました。
……さすが、私の作品なんかより数十、数百万倍のアクセスがある作品ですね(苦笑)。
長さもだいぶ違いますが。


本作は、ファンタジー系の作品としては極めて完成度が高く、設定が細かくて隙が非常に少ない、設定的に厳しい部分を「本好き」と「魔術」というマジックワードで上手に切り抜けた、「家族の愛情」をテーマの大黒柱に据えた傑作・名作といえると思います。

タイトルからは奇をてらった感じがみられますし、ジャンル的には流行りの異世界ファンタジーですが、序盤はファンタジー世界であること自体がわからないくらい地に足がついた「ベンチャー企業成功譚」みたいな印象の作品でした。
中盤からは、恋愛がメインテーマではないけれど、風味としては源氏物語的なところがあるようなお話に感じました(それはどういう意味だ?(<いろんな意味です(笑)))。

私のイメージでは、時代的には、日本でいえば弥生時代後期から奈良時代くらい。ただし舞台は西洋的というか中東的というか──なので、あちらでは紀元前後くらいになるのかな? 紙は羊皮紙しかなく、とても高価な時代です。

大きなネタバレをしない程度で、私が本作から強く感じたのは、
メイン: 愛情、尊敬・敬意、信頼
サブ1: 教育、競争社会(自由主義、資本主義)、実利、実業、人とのつながり、成り上がったあとの社交の重要性
サブ2: “女の子らしさ”
といったもので、舞台が異世界であることやチートチックな能力を使いつつも、主人公が面白おかしく(?)何度も死ぬほど苦労しつつ、何度も文字通り死にかけるなどのトラブルを乗り越えて、●●(あえて伏字)を掴んでいくお話です。

教育の重要性にとどまらず、競争社会や実利や実業の重要性を強く意識しているように感じられるため、特に、小さな会社・法人や事業所で働き、細々としたいろいろなことに関わったことがある方で、一人当たりの仕事の比重が大きい組織にいた人は共感できるところが多いはず──だと思います。逆に、大企業の本社や役所の本庁に長くいるような人だとピンと来ないかも、なところが多くありますね。

また、作者ご本人の意図とは異なるかもしれませんが、男女同権の世の中(※本作の舞台となるファンタジー世界では原則男女同権で、主人公の家族は親・姉弟みんな仕事をしています)であっても実際には男性がトップに立った方が「便利」な点が多い(逆に言うと、女性では「不利」な点が少なくなく、それはある程度は仕方ない、という視点での描写が多い)、女性同士の関係は面倒だけれども大切で、特に上流階級においては男性に大きく影響を与え得る、とはいえ個人的な関係では男女対等が大原則で、実質的には女性の方が上の方が円満にまわりやすい――といった価値観を感じ、私は「今の時代にあえてこう来るか!?」と感心した次第です。
階層問わず、男女で分業しているのが面白いところですね。

また、競争社会の描写も「絶対主義」が本流であるため、「相対主義」は悪役の所業になっているところも面白いです。主人公を中心として、可能な限り公平・公正であるべきである、という価値観が強調されていて、実際の歴史モノでもよく見られる「足を引っ張って相手を落として自分を上げる」ことで相対的に順位を上げても意味はないのだ、という思想を感じます。これには全面的に同意できる私は、読んでいて共感するところが多かったです。

さらに、主人公とその周囲はストーリー上様々な次元で「攻撃」を受けることになるのですが、それに対する攻守それぞれの描写が見事で(基本が主人公の一人称視点のため、守る方の描写が多いですが、大抵考え得る最善に近いものが実行できていると思えます)、想定外に利発すぎず、それでいて穴がない(現実にはあり得ないだろう、シャーロックホームズ的な見通しができない代わりに、常人が考え得ることはすべて実行する)、場合によっては大きな損害も被る、という絶妙なバランスがとれているところはすごいです。
きちんとした歴史モノだと、無理な描写は少ないことが多いのですが(史実があるためやりやすいのでしょう)、完全なフィクション作品でこれができているのは非常に稀で、素晴らしいと思いました。

加えて、あえていうならば。
人身売買、売春、性接待、身分差による理不尽など、実際の世界には存在し、今のフィクション作品では忌避されがちなことも、さらっとですが触れてあって、目をそらしていないところもすごいと思いました。


本作が伝統的な出版ルートで15年~20年前くらいの時期に表に出ていたら、編集者は「骨太の大黒柱があるのだから、もっと文字を減らせ!」と強硬に主張したに違いないくらい、個別エピソードに大変な深さが与えられており、それが良いと感じるかどうかはあると思いますが、それが大半は面白くまとまっているところもすごいです。……まあ、さすがに時々胸焼けが起こったり、最終盤は思わず「さすがに長すぎ!」「(このお話に関してだけは)前振り不足!」「落とし前がイマイチついてない!」と思ったりと、欠点が全くないわけではないのですが、書籍になっている部分では胸焼けは低程度でしたし、伏線だと感じたことが、かなり遠くても概ね回収し切っているところなど、全体の完成度が高く、いろんな意味で、大変楽しめました。
……本音を言えば、外伝をもっと積極的に出すことで、仕分けた方が良かったかも、とは思いますが。主人公とは別の第三者の視点で見ているショートストーリーやプロローグ、エピローグが大抵とても面白いので……、本編の大半が縛られすぎてて惜しい感じもありました。

上記のとおり、本作は基本、主人公の一人称視点で語られるため、多少バランスが悪かったり、読者の立場ではかゆいところに手が届かない印象を受けるところもありますが、他方で、主人公の感情の浮き沈みが激しくなるwebの第5部で特に思ったのは、その欠点を逆手にとって、一人称視点では主人公の感情に地の文も大きく左右されているなど芸がとても細かく、若手作家やゲームのライターなどだと誤用しがちな言い回し等にも誤りが見受けられず、文体も綺麗で読みやすいという、全体の、地味なところでのレベルがとても高いために、格調が高く感じる作品と言えると思います。

ぶっちゃけ、上記のように昔ながらの職人気質の最高の編集者を置いて、ボリュームを1/3か1/4程度にした上で、もう少し三人称視点の部分を増やせば(それでも長すぎるため昔からある文学賞は取れないかもしれませんが、それらの受賞作品をかなり遠くまで蹴散らせる破壊力のある作品として)、もっと評価と販売数を上げることができた作品と思います。
他方で、この細かい深い掘り下げが良いのだ、と言われると否定できない部分もあり、難しいなぁ、と思います。

本作で思ったのは、アニメを少しでも見れば、それだけで書籍版の挿絵から動きを想像するのがとても容易になるため扉絵や挿絵の価値がさらに上がるなぁ、ということ。書籍版のイラストレーターである椎名優さんのセンスに感動できますし、アニメのOPを見ただけでもアニメスタッフの中核の方々のセンスが良いことも理解できると思います(私は、アニメOPの、主人公が本から飛び出した瞬間の驚いた顔、そのあとふわりと出てきたあとのやや斜めの頭の角度で次のカットで移るところだけで、1話目初視聴の時点から「センスが良い」「この作品はイイかも!」と思いました。曲もGOODで、歌い手さんのミニアルバム購入済みです)。
書籍版、アニメ、どちらも、万単位でお金をつぎ込んで満足できるだけの価値が、十分にあると思います。


……すごい。
たいしたネタバレをせずにここまで書けるなんて(笑)。


ちなみに、私が好きなキャラクターは、上から順に並べると、上位5人は、主人公のマイン/ローゼマイン、フェルディナンド、ベンノ、ユストクス、フランです。読めばわかりますが、2~5位は全員男性で、ギーベ・ハルデンツェルなど脇役も含め、男性キャラの魅力がすごいです。が、女性は順位がつけにくかったり、主人公と同性として接するため欠点も描かれていたりするため順位を上げにくかっただけで、シャルロッテやハンネローレ、エルヴィーラやブリュンヒルデ、リヒャルダやオティーリエなど、魅力的な人物は女性もたくさんいるのですが、上位に食い込むことができませんでした。

……悪役はアレで良かったのか? というのは正直かなり強く思わなくはないですが(苦笑)。


とまあ、こんな感じになってしまったので、2019年第4期(2019年秋期)のアニメ1位は本作です。たぶん。

長時間、長期間に渡ってでも物語を楽しみたい人、楽しむことが可能な人には、超オススメです。。。

またどこかで、ネタバレありでも書けたらいいですね……。
2019/11/10

ルート確認その3(2019台風19号後)

DSC00378.jpg
事前情報では、大きな問題は見られなかったのですが、これ以上季節が進むと、走れなくなる可能性がある妙義山~軽井沢~北軽井沢~榛名山コースを走ってきました。この日はR6です。

台風19号のときは、下仁田、松井田、軽井沢や北軽井沢、嬬恋、長野原など、周辺の地域に高い警戒レベルが出ていました。

しかし、この日全般的に言えたことですが、毎年この時期にこのコースを走っている感覚からすると、基本的に例年並みか例年よりも道は綺麗でノイズは少なかった、という意外な状況でした。ところどころ倒木、大きめの枝落ちはありましたが……ちゃんと注意して走れば問題ありません。

201911_myogi.jpg
妙義山は、季節柄どうしても落ち葉が多かったですが、例年との比較で言えば100%~105%くらい。むしろ、コンディションは良い方でした。台風の影響は全くなさそうでした。
早朝に来ると、陽射しの影響で視界が潰されることが少なくない(苦笑)。

201911_usui.jpg
碓氷峠も平常通りでした。例年比較はこちらも100%~105%くらい。
末尾の写真の2台が停めてありますね(笑)。

軽井沢の町も、ゴルフ場なども通常営業っぽかったです。
が、上信越道の碓井軽井沢ICと佐久ICの間は台風19号で一部対面走行の状態が続いています。

そんな中での碓井軽井沢ICの裏道は大丈夫かな? と思っていたのですが、2t車以上は通行禁止でした。例年比較85%程度。ただし、崖側崩落は2箇所あり、一箇所はガードレールだけが土砂崩れで下落しかかっていましたが道にはほとんど影響なし。もう一箇所はそこそこ大規模で工事信号が設置されていました。
崩落がなければ例年の95%~100%程度といったところ。

201911_usui22.jpg
碓氷バイパスも平常通りでした。例年比較100%。

そのあと、北軽井沢へ抜ける山道も、例年比較で110%程度。非常に綺麗。
さらにそのあと、長野原近辺から倉渕までも、例年比較で一部例外を除いて105%程度。その一部の例外は2箇所の崩落又は通常(?)の工事で、いずれも大勢に影響はないものの、信号ありの交互通行になっているところもありました。

榛名山のさらに西側の“快走路”は、例年に比べると少しマシかな、と思う見た目でしたが、見た目以上にノイズがある左カーブがあり、R6で初めて大きく滑りました。TCSのおかげかそれほど恐怖感はなかったですが、突発的な動作としては結構やばかったかも。ここは6R時代から一度も転んだことはないのですが、左カーブや直進(ウェット)で大きく滑ったことが何度もあり、もはや快走路とは呼べません……。

201911_haruna.jpg

榛名山西側上り路面は例年比較100%。何の問題もありませんでした。
その後、帰り道にも複数の山道を通りましたが、いずれも平常通り(100%)でした。

DSC00384.jpg
というわけで、紅葉ももう、ピークは過ぎている感じでしたが、色鮮やかな山々を走ることができました。特に碓氷峠は良かったと思いますよ。

DSC00386.jpg
しかし、ライディングは、碓氷バイパス、北軽井沢への山道以外はイマイチ上手く走れませんでした。

DSC00388.jpg
原因はなんだ、と言われると、前の週にR25PSに乗って楽しかったから、というのが正しいと思います。

まず、R6とR25PS(SBSの峠用ブレーキパッド)では、ブレーキの最初の当たりが違います。
R6で「私が上手く乗れていると思えるライディング」をするには、最初からかなり強めにフロントブレーキをかけないといけません(強めにかけていけば問題は解消できました)。
この日は、R6に乗っていて、初めてリアブレーキが思いのほかかからず、前後両方とも弱い、と感じてしまいました。なんでだろ?
……チェーンオイル塗りすぎだったり??(←フロントは関係ねーだろ)

DSC00389.jpg
次に、旋回時にハンドル操作にあまりに頼り過ぎていました。
どうも、R6に乗るとハンドルから行きたくなるんです(いや、ハンドルから行ってもいいのですが、もっと体重移動しないと!)。
本当は身体全体で曲がりに行った方が綺麗な旋回ができる(と思える)のに、腕に力が入りすぎていたし、身体の移動も十分ではありませんでした。後者は結構一所懸命やったのですが、R25PSほど自由に動けない……前はR6でももっと行けたんですが、行けなくなっていました。

……やっぱり、下がおぼつかなくなっている気がどうしてもしてしまいます。
R6でこの日ほど不安があったときはなかったので、タイヤ、限界に近いかもです。
走りに見せ場のない市街地や観光地ツーリングなら、何ら問題のないレベルですが……4,000km余ではちょっと短いなぁ。パワーRS×R6、最初がものすごく良かっただけに、α-14のような結果にちょっと残念です。

──タイヤのせいにするなよ、未熟者め!(もっと上手く乗りたい……)


DSC00391.jpg
さて、このルートは、ごく一部に崩落箇所はあったものの、いずれも信号機設置の工事現場になっていたし、車が通るのに十分な道幅もあり、崩落距離も短めでしたので、通行には影響がほとんどありませんでした。
なので、これからの冬で大雪・大雪災害にならない限り、雪どけが見込める来年4月には、普通に走れるようになると思います。
雪が全然降っていない年だと、2月でも走行可能なこともありますが──まあ、今年もう一回行けるかも?

適宜、スケジュールと相談して、決めたいと思います。
とはいえ、この日の私が見た路上温度計は6℃、5℃、8℃、10℃、9℃。
倉渕辺りで、一時的にものすごく体感温度が上がりましたが、装備の防寒レベルを上げて行ったにもかかわらず、かなり寒かったです。
もう、ほぼ真冬装備にした方が、良いかもですね。


※この日の戦績:
481km/7h45m

※ハイオクガソリン給油(3回):
481km/27.62l=17.41km/l

DSC00379.jpg
スズキ~っ!(笑)
2019/11/03

ルート確認その2(2019台風19号後)

今回は、大雪が降らない冬なら一年中走れないこともない(雪が降ると走れないこともある)、秩父地域~神流湖ルートです。台風19号の際は、神流川や神流町にも警報が出ていましたし、下久保ダムの緊急放水予定も出ていた、という地域です。
きっと、通行止めがあるに違いない、と思って、R25PSで向かいました。

201911_matsuri.jpg
まずは、飯能市内。お祭りのようです。
そういえば、こういう露天には行ってないなぁ(SA以外では)。
この日は、本庄でもお祭りがあったみたい。

で、そのまま山の方へ向かいますが、南東から正丸トンネルへ抜ける比較的大通りの部分の正丸峠は、2箇所、谷側で小規模の崩落がありましたが、路面状況はこの時期の普段の80%くらい。普通に走れました。

そして、横瀬町、秩父市街に入り、西側から定峰峠に向かうのですが……。

DSC00346.jpg
ご覧の通り、頂上付近で通行止め、だそうです(写真は頂上からUターン後に撮影)。

DSC00336.jpg
でもまあ、頂上とはどこのことだ、ということで、行ってみましたところ。
目の前に土砂崩れ。
復旧目途は立っていないようです。もう「予告」ではない──のかな?

DSC00339.jpg
そして、ここは交差点のすぐ近くなんですが、こちらの林道も通行止めでした。
戻るしかありません。

DSC00341.jpg
ちなみに場所はここ。ここらへんが頂上らしい。

DSC00345.jpg
さらに、コレは上るときにも気づいていたんですが、おそらく、白石峠へ抜ける林道。ここもダメ。ちなみにこの林道も、R25PSでは2度走ったことがあります……。
R1Mを見かけたこともあります……。

DSC00347.jpg
そのまま高原牧場にも龍勢会館にも寄らずに、志賀坂峠へ。
埼玉側は集落がある麓に2つの崩落箇所がありましたが、元々道が広いところなので、一応普通に走れました。峠自体は綺麗なものでした。
写真は志賀坂唯一の見逃せない通行規制。群馬側から見ると入口、埼玉側から見ると出口に当たる箇所です。
元々こことは断崖絶壁だったんですが、台風関係なく工事をしていたようですね。

Warning_DSC00349.jpg
その工事情報。平日と土曜日は通行止めの時間帯が長いです。
要チェックや!(……ごめん)

志賀坂峠は大型車輌通行禁止になっていましたが、群馬側には小規模の崩落が数カ所ありました。コーンが何カ所か置かれてました。
志賀坂峠自体は雪どけすぐあとの季節よりも普通に走れるコンディションでした。普段のこの季節比なら90%くらい。

DSC00350.jpg
しかし、志賀坂峠の埼玉側入口、群馬側ともにいくつか看板が立っていました。
制限速度標識のすぐ下の看板には、こう書かれています。
「当面の間 長野方面通り抜け出来ません」
つまり、このまま西の佐久方面(十石峠)には行けない、ということのようです。
……私はまだ走ったことがありません。

DSC00353.jpg
神流町から通り抜けできないのは、志賀坂出口(入口)付近に限らず、この塩沢ダムの北側もです。

DSC00357.jpg
ダムまでは、群馬県側からなら行けます。路面は平常通りでした。

DSC00358.jpg
そして下久保ダム。
神流川、神流湖沿いの路面はほぼ平常通りでした。

DSC00360.jpg
水位が高いですね。水、濁ってるし。

DSC09517.jpg
コレが今年の春の写真です……。

DSC00362.jpg
DSC09700.jpg
こんな感じっすね。

DSC00367.jpg
塩沢ダムも、下久保ダムも、そこそこ大きい支流である小山川(?)にも、流木や土砂がかなり流れ込んでいました。
小山川は、水位はもうほとんどなかったんですが、どこかかから根こそぎ持ってこれられたらしいでかい木なんかがぽつんと砂利の上に落ちていたりしてました。

DSC00369.jpg
ホント、大災害です……。


というわけで、正丸峠・芦ヶ久保~定峰(通行止めあり)~志賀坂~神流湖ルートを走ってきました。
すっかり気温はもう初冬という感じで、確認できた路上温度計は10℃、11℃、12℃、17℃(お昼直前)でした。気温よりも寒い感じだったので、冬用の装備をオススメします……特に、湯たんぽ属性のない普通のバイクであるR25では!
R6から使っているレザーグローブではもう寒かったです(苦笑)。

さて、ライディングですが。
路面の砂、砂利にきちんと注意して走れば、8割方普通に走れました。
むしろ、この秋という季節は、平常時でも路面が荒れていることが多いのと、このコースの雪どけあとの走行経験がある人なら、それほど違和感なく走れる──ということで良いと思います。

201911_ts.jpg
この日は、どういうわけか私自身が走りの調子が良くて。
R6のように曲がりすぎず、R6の約4,000kmのパワーRSよりも接地感があり、シートの最後方に座って走ると、コレ以上ないほど理想に近い走りができました……ああ、デイトナ675Rと併用していたときに、R25PSに感じていた優位生はコレなんだなぁ(苦笑)

DSC00371.jpg
タイヤは、R6のものよりはリアは新品に近い状態です──がフロントは同じくらいかな(写真が上手く上げられない(なぜか右に90度回転してしまう)ので、写真なしで(苦笑))。

R25PSは、シートを自分オーダーにしているため、非常に態勢が作りやすいのですが、久しぶりにそれを大きく感じました。R6はハンドリングがすごすぎるためにむしろなんとなく乗れてしまうところがあるんですが、そうではなくて、一から十まで自分で操っている感がとてもありました。シートの高い位置に座る=腰高になるだけでなく、上体を低くして乗ったのが良かったっぽいです。
R6でも、もっと腰を上げ、身体をきちんと中に入れて曲がらないといけないですね。


この日は、NIKEN、新型ZX-6R、現行CBR1000RR、ZX-10R、GSX-R1000には会いましたが、現行R1とR6には会えず。

この日は、ところどころでソロの走り屋さん(全員大型ネイキッド)3人の後ろを黙々と追走したんですが、誰にもちぎられなかったです(笑)。むしろ、少しだけ余裕をもってついて行けて、なおかつ坂下りは苦手なはずの私の方が速かったり……。


もう、早朝の気温が低い日は、冬の装備が必要です(※まだ真冬用ではありません)。

【追記】
土坂峠も平常時の80%程度、雪どけ平常時との比較だと95%(ただし一箇所、埼玉側で比較的大きな崩落あり。道幅が広いので影響なし)、杉ノ峠は平常(100%)でした。


※この日の戦績:
382km/7h10m

※レギュラーガソリン給油(3回):
417km/19.05l=21.89km/l
2019/10/27

ルート確認その1(2019台風19号後)

まずは、台風20号後の大雨及び台風21号に関連する大雨、洪水・水害等により被災した方々に、心よりお見舞い申し上げます。
千葉県も茨城県も、それから秩父地域も、馴染みのある地名がニュースにたくさん出てきて、悄然としてしまいました……。


さて。
復旧活動の邪魔になるのは論外としても。
被災していない人間が経済活動をやめるのもやはりおかしい、ということで、気を奮い立たせて、通行止め情報がないこと(正確には、赤城山北西の山道に通行止めあり)が確認できていた、栃木~沼田~赤城山コースを走ってきました。

結論から言うと、走れはした、のですが……。

DSC00297.jpg
いつものお蕎麦屋さんの前の駐車場ですが。

DSC00299.jpg
コレ、一度、濁流をかぶってますよね。

DSC00301.jpg
確かに、この場所は川の近くだし、ちょうど谷の位置にあるのです。不思議なことではありません……。

201910_0.jpg
少し進むと、ああ、なんか水位がとても高い気が。

201910_1.jpg
……左側が崩落しています。水が削り取ったんですね。
正直言うと、R1時代から何度となくこの道を走っているのですが、ここまで、知らない道を走っているような気分になったのは今回が初めてです。
ここまですさまじとは……。

201910_2.jpg
崩落に加えて流木などがたくさんに、右も土砂崩れ対策。
かろうじて片側が通れる、という状況ではあります──が、ただ、ここは道がガタガタでかなりヤバイです。細心の注意を。
もっとも、大型バスもちゃんと走っていました。すごいです。
ただ、全体として交通整理がされていない(工事用信号もない)ので目視で対向車を確認する必要があります。中には、見通しの悪いカーブの最中が崩落しているところもありました。
走行の際は、徐行し、十分注意してください。

201910_3.jpg
深い山の中に入ると、ちょうど落ち葉の季節と重なり、ご覧の通り。道がどこにあるのやら(苦笑)。
水がかなりの量、道を横切ったりしている場所がたくさんありました。

201910_4.jpg
まさに、スーパースリッピィ路面です。おかげで徐行、徐行、徐行。
ちなみに、この山での対向車は8台。平均5台くらいなので、多い方、でした。

DSC00332.jpg
フロントタイヤの厚み分以上の深さの水たまりもあったり(この泥の水跡がその印……)。

DSC01108_3.jpg
まあしかし、この場所は、台風あととか雪のあととかだと、こんなコンディションにもなるんです(苦笑)。って、そんな経験がそれなりにある、というのもどうなんだ、と……>自分。
全く同じ場所ではありませんが、同じルートの途中。2014年の2月の写真です。

ただ、麓の渓流沿いがあんなことになっていたのは今回が初めて。
今回の台風、大雨水害がいかにすごかったか、というのがここだけを見ても痛感するところです。


ところが、下山し、群馬県に入る頃には超綺麗な路面の快走路がそこに。
一つ、栃木と群馬の県境付近に、照明が完全に落ちているトンネルがありました。ご注意ください。

DSC00302.jpg
このコースの群馬県側、この落差は何だ……と思うほど違いました。

DSC00303.jpg
そのとんでもない勇猛な戦いの跡。

DSC00304.jpg
ここまで酷い汚れ方は、そうそうないです。帰宅後の掃除とチェーン注油に一時間かかりました。

DSC00308.jpg
ここも泥の流出が見られますね。ただ、ここは花壇からのものだと思います。

DSC00310.jpg
ここのトイレは設備が新しくて、いいですね。通算で2回目かな?

DSC00311.jpg
富弘美術館に加え、こんなお店も併設です。いろいろ補給するにはいいですね。

DSC00312.jpg
群馬県側は普段のこの季節よりも綺麗なくらいでしたが、草木ダム、さすがに水位が高いです。
ちなみに、薗原ダムの駐車場は規制されていて停まれませんでした。薗原ダムには流木がすごい量、隔壁の内側にありました……。

DSC00314.jpg
やっぱこう見ると、太さが違いますね。
私はR1では4L、6RとR6では3L、デイトナ675RとR25PSでは2Lのバイクカバーを使っています(した)。

DSC00315.jpg
この廃墟への裏道も比較的綺麗でした……。

DSC00317.jpg
この落差といったら、もうね……。

DSC00322.jpg
赤城山へは真北側ルートから入りました。
ちなみに、南東の大胡線は通行止めとの情報あり……。
普段走る、赤城山の北西の山も、上記のとおり崩落で通行止めとの情報あり……。

DSC00328.jpg
赤城山の北側も南西側も、この季節の普段の状況とそう変わらなかった印象でした。

DSC00329.jpg
大沼は普段どおりと言って良いと思います。

DSC00326.jpg
しかし、晴れてなかったのが残念です。

DSC00325.jpg
DSC00327.jpg
紅葉もこんな感じ。すごく綺麗、という感じでもなく、もう落ちたあと──という感じかも。


この日の路上温度計は、13℃、13℃、12℃、12℃(最後は赤城山)。
もうすっかり晩秋という感じです。

群馬県側のこのコースは、みどり市から赤城山を下山するまで、普段どおりの走行が可能でした(一箇所土砂崩れにより一車線ふさがれていましたが、それだけでした)。

しかし──。
DSC00330.jpg
パワーRS、まだ4,000km走っていないのですが、もう結構限界っぽい。
道に砂がうっすらとあったり、濡れ路面をよく走ったりしたせいもあるのかもしれませんが、この日はデイトナ675Rで走っているときのようにノイズを拾ったり、接地感が薄くなったりと、これまでのR6に乗っていたレベルと比べて不安になることが少なくなく、安全運転に努めました。

DSC00333.jpg
どこで交換するかなぁ……。
あと1,000kmくらい??


さてR6、やっぱり、なんだかんだ言って乗りやすいですね。
こういうノイズが多い状況でも、堅実に走ろうとすれば走れます。低速走行が比較的簡単なのはいいところです。

この日は、高速道路走行中の水温が80℃を超えることはなく(77、78℃くらい)、R6に適した季節になった、と言えるかな、と思います。
ふくらはぎ辺りだけちょっと熱いだけでした。

ただ──。
関東全域、被災地がそこかしこにありますので、どこを走れるのか、見極めていく必要があります。って、北関東地域は、雪の季節までもうあと一月ないくらいなんですけどね……(苦笑)。


地元に戻って一般道走ったら、やっぱりR6、熱かったです(苦笑)。


※この日の戦績:
408km/6h30m

※ハイオクガソリン給油(2回):
412km/23.36l=17.64km/l

DSC00324.jpg
今年は週末雨が多く、暑い暑いとか言っていたら、もう「寒い」季節です……。